◆操作はカンタン
しかもわずか1分間で確実な判定
クリアブルーは、尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)に対して高感度に反応するため生理予定日の約1週間後から検査可能です。また操作はワンステップだけで、検査時間もわずか1分と短く簡単です。
◆早期検査はなぜ必要か
妊娠初期は、胎児の脳や心臓などの諸器官が形成される重要な時期であり、胎児が外からの影響を受けやすい時期でもあります。したがって、妊娠しているかどうかをできるだけ早く知り、栄養摂取や薬の使用に十分気をつけるとともに飲酒、喫煙、風疹などの感染症や放射線照射などを避けることが胎児の健全な発育と母体の健康にとって大切です。
◆原理(なぜ妊娠がわかるか)
妊娠すると、hCGと呼ばれるヒト絨毛性性腺刺激ホルモンが尿中に排泄され始めます。クリアブルーは、青色ラテックス粒子で標識されたモノクローナル抗体を使用するサンドイッチ型免疫測定法と免疫クロマトグラフィーを組み合わせた方法によって、この尿中hCGを検出する妊娠検査薬です。このため、操作は簡便であり、また、結果は青い線の有無で出るため、判定が容易です。
この検査薬は妊娠しているかどうかを補助的に検査するものであり、妊娠の確定診断を行うものではありません。
◆キットの内容
2回用:テストスティック2本
◆包装単位
2回用
<効果・効能>
使用目的:尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の検出(妊娠の検査)
<用法・用量>
1.アルミ包装からテストスティックを取り出す。
2.キャップをはずし、サンプラーを下に向ける。
3.A、Bどちらかの方法でサンプラーを尿で浸す。
A:サンプラーを5秒間尿で濡らす。
※プラスチック部分に尿がかからないように気をつけてください。
B:清潔な乾いた容器に採った尿にサンプラーを20秒間浸す。
※プラスチック部分を尿に浸さないでください。
※尿の量が多すぎても少なすぎても線が現れにくくなることがあります。
4.サンプラーを下に向けたままキャップをかぶせ、判定窓(四角い窓)に尿がしみてくることを確認する。
※サンプラーを上に向けないこと。逆さまにしたり、振ったりすると失敗するおそれがあります。
5.判定窓が見えるようにして平らな場所に置く。
6.終了確認窓(丸い窓)に青い線が現れるまで待つ。(約1分)
※終了確認窓(丸い窓)に青い線が現れない場合は、正しく検査ができていません。
7.判定窓(四角い窓)を見る。
※尿をかけてから10分以内に判定してください。
※長く放置すると検査結果が変わり、線が出たり、消えたりすることがあります。
◆判定のしかた
【陽性】判定窓に青い線が出ている
妊娠反応が認められました。妊娠している可能性があります。できるだけ早く医師の診断を受けてください。
【陰性】判定窓に青い線が出ていない
今回の検査では妊娠反応が認められませんでした。しかし、その後も生理が始まらない場合は、およそ1週間後に再検査するかまたは医師にご相談ください。
●用法・用量に関連する注意
【採尿に関する注意】
●にごりのひどい尿や異物の混じった尿は、使用しないでください。
●尿を容器に採って検査を行う場合は、速やかに検査を行ってください。
【検査手順に関する注意】
●検査は、定められた手順に従って正しく行ってください。
●検査に使う尿は1日のどの時間帯の尿でも使用できます。ただし、hCG濃度に影響することがありますので朝一番の尿を使用するように心がけてください。
●サンプラーの先端の付属キャップは、採尿前にとりはずさないでください。また、検査前にサンプラーを濡らしてはいけません。
【判定に関する注意】
●妊娠以外にも、次のような場合、結果が陽性となることがあります。
・hCG産生腫瘍の場合
・性腺刺激ホルモン剤の投与を受けている場合
・閉経期でhCG疑似物質が分泌された場合
●予定した生理がない時でも、つぎのような場合、結果が陰性となることがあります。
・生理の周期が不規則な場合
・使用者の思い違いにより生理予定日の日数計算をまちがえた場合
・妊娠初期で尿中hCG量が充分でない場合
・妊娠の経過により尿中hCG量が多くなりすぎた場合
・異常妊娠の場合(子宮外妊娠など)
・胎児異常の場合(胎児死亡、稽留流産など)
してはいけないこと
検査結果から、自分で妊娠の確定診断をしないでください。
判定が陽性であれば妊娠している可能性がありますが、正常な妊娠かどうかまでは判別できませんので、できるだけ早く医師の診断を受けてください。
妊娠の確定診断とは、医師が問診や超音波検査などの結果から総合的に妊娠の成立を診断することです。