【特徴】
●「苓桂朮甘湯」は、漢方の古典といわれる中国の医書「傷寒論」や「金匱要略」に収載され、水毒によっておこる諸症状の治療に用いる代表的な薬方です。漢方では、胃内停水で過剰な水分があったり、尿量が少なく体液の調節がうまくいかず、体内の水分の偏在、代謝異常の症状を水毒といい、この水毒が神経症や頭痛、ふらつき、めまい、息切れ、動悸などをおこす大きな原因の一つと考えています。
●めまい、ふらつきがあり、ときにのぼせや動悸がある方の、神経症、めまい、動悸、息切れ、頭痛に効果があります。
【効能・効果】
体力中等度以下で、めまい、ふらつきがあり、ときにのぼせや動悸があるものの次の諸症:
立ちくらみ、めまい、頭痛、耳鳴り、動悸、息切れ、神経症、神経過敏
【用法・用量】
次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。
年齢・・・1回量・・・1日服用回数
成人(15才以上)・・・1包・・・3回
15才未満7才以上・・・2/3包・・・3回
7才未満4才以上・・・1/2包・・・3回
4才未満2才以上・・・1/3包・・・3回
2才未満・・・1/4包・・・3回
(1)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
(2)1才未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、止むを得ない場合にのみ服用させてください。