ブルゴーニュの銘醸地区「コルトン」最高峰の赤ワイン!
オスピス・ド・ボーヌは中世の病人や貧しい人々のための慈善施療院でした。時の財務長官であったニコラ・ロラン(ワインの名前にもなっています)によって創設され、その運営費は寄進されたぶどう畑から出来たワインの販売によって賄われました。1851年からは今日のオークション形式に変わり、慈善事業だけではなく、ブルゴーニュのその年の品質を見極める意味合いももっています。今では施設そのものは存在しませんが、収益は福祉に利用され、創設時の精神は引き継がれています。オスピス・ド・ボーヌが所有している畑はどれも条件のいい畑がそろっています。寄進を受ける際もオスピス・ド・ボーヌの名に恥じない品質のワインが出来るかどうか吟味されるそうです。さらに数年前には醸造施設を一新。ぶどうの選別も厳格になり、また醸造技術も最新のものが取り入れられた結果、より一層品質の高いワインが造られるようになりました。ドクトール・ペストは、19世紀にオスピス・ド・ボーヌで30年以上活躍した医師、ペスト氏の功績を讃えて彼の名を冠したワイン。アロス・コルトンにある3つのクリマをブレンドしており、そのうちの1区画「ブルサンド」については樹齢75年の古木のぶどうを使用しております。ローズ、レッドカラント、ラズベリーなどの鮮烈な芳香の奥に、スミレ、スパイスなどが見え隠れし、肉厚なボディと芳醇な果実味が口の中に広がります。重厚なタンニンもあり、ゆうに20年は熟成を可能とさせる骨格とストラクチャーが素晴らしい、まさにブルゴーニュ最高峰というにふさわしい1本!
産地:ブルゴーニュ地方 ACコルトン特級
品種:ピノ・ノワール