このウインダウリ・エステート社の「桜ラベル」にはニューサウスウェールズ州・カウラ地区の歴史が深く関わっています。
1944年、第二次世界大戦中カウラの地で捕虜になっていた日本兵約1000人が大脱走を企て、200名以上もの死者を出した事件がありました。
カウラの人々は事件で命を落としてしまった日本兵を手厚く葬り、日本との友好関係を深めるために本格的な日本庭園や日本文化センターを作りました。
さらには日本人墓地から日本庭園までの5kmの間に約2000本の桜を植え、毎年桜祭り(10月頃)が行われるようになったのです。
国際理解を象徴する並木道としての桜。この桜をモチーフにしたのがウインダウリ・サクラ シラーズのラベルです。
熟したプラムや肉厚なベリー系果実に、樽由来のリッチなヴァニラの風味が感じられるクラシックな造りのシラーズです。
ブドウは収量を抑え、またその中でも選りすぐられた一部のブドウのみを使用しています。
発酵・熟成にはアメリカンオークを使用しています。
タンニンは非常に滑らか、果実味だけではなく複雑味としっかりとした余韻を感じられる、上質な赤ワインに仕上がっています。