【してはいけないこと】
●検査結果から、自分で妊娠の確定判断をしないでください。
・結果が陽性であれば、妊娠している可能性がありますが、正常な妊娠かどうかまで判別できませんので、できるだけ早く医師の診断を受けてください。
・妊娠の確定診断とは、医師が問診や超音波検査などの結果から総合的に妊娠の成立を診断することです。
【相談すること】
1.次の人は使用前に医師に相談してください。
不妊治療を受けている人
2.判定が陰性であっても、その後生理が始まらない場合、再検査するか医師に相談してください。
【効能・効果】
【用法・用量】
検査のしかた
・アルミ袋からテストスティックを取り出し、キャップを外す。
必ず検査の直前に開封してください。
・採尿部全体に5秒くらい尿をしっかりかける
※採尿部は必ず下向きに
容器を使用する場合は、乾いた清潔なカップに尿を採り、採尿部全体を10秒間浸してください。
“判定窓部”に尿をかけないでください。
・キャップをして平面に置き約1〜3分待つ。
試験が始まるとピンク色の液が窓を移動していきます。終了確認部に赤色のラインが見えたら検査が正しく行われている証明です。
終了確認部に赤色のラインが出ていることを確認し「判定」へ
10分以内に終了確認部に赤色のラインが出なかった場合は、尿量不足等の操作ミスが考えられます。
たとえ判定部に赤色のラインが見られても新しいテストスティックで検査をやり直してください。
判定のしかた
・陽性:[判定]部分に赤色ラインが見られる場合
妊娠反応が認められました。
妊娠している可能性がありますので、できるだけ早く医師の診断を受けてください。通常、終了確認ラインが先に出ます。判定部のラインは出るのが遅いことがありますので、念のため10分間観察してください。(ただし10分を過ぎての判定はさけてください)
・陰性:[判定]部分に赤色ラインが見えない場合
※終了確認部には赤色ラインが見られる。
今回の検査では妊娠反応が認められませんでした。
しかし、その後も生理が始まらない場合には、再検査するか医師に相談してください。
<用法・用量に関する注意>
使用に際して、次のことに注意してください。
[採尿に関する注意]
●にごりのひどい尿や異物がまじった尿は、使用しないでください。
●コップに尿を採って検査する場合、乾いた清潔な容器を用いてください。
●検査前はあまり水分を採らないでください。検体が薄められ、尿中のhCG濃度が低下する可能性があります。
[検査手順に関する注意]
●採尿後は、速やかに検査を行ってください。尿を長く放置すると検査結果が変わってくることがあります。
●検査に使う尿は、1日のどの時間帯の尿でも使用できます。ただし、hCG濃度は1日の中でばらつきがありますので、朝一番の尿を使用するように心がけてください。
●操作は、定められた手順に従って正しく行ってください。
●尿は、テストスティックの採尿チップのみにかけ、判定窓部にはかからないようにしてください。
[判定に関する注意]
●妊娠以外にも、次のような場合、結果が陽性になることがあります。
◎閉経期の場合
◎hCG産生腫瘍の場合(絨毛上皮腫など)
◎性腺刺激ホルモン剤などの投与を受けている場合
◎高度の糖尿、蛋白尿、血尿などの場合
●予定した生理がないときでも、次のような場合、結果が陰性になることがあります。
◎生理の周期が不規則な場合
◎使用者の思い違いにより日数計算を間違えた場合
◎妊娠の初期で尿中hCG量が充分でない場合
◎異常妊娠の場合(子宮外妊娠など)
◎胎児異常の場合(胎内死亡、稽留流産など)
◎胞状奇胎などにより大量のhCGが分泌された場合