【特徴】
身体の健康状態や体内の機能に変化や異常があると、尿中に含まれる成分も変化します。その尿中の成分を検査することによって、体内の変化や異常をチェックできます。新ウリエースBTは尿中の糖及びたん白を検出する試験紙ですので、定期的に使用し、健康管理や早期受診にお役立てください。(本検査は尿中の糖及びたん白を検出するものであり、病気の診断を行うものではありません。)
〈キットの内容〉
●内容 試験紙はスティックの先のほうに貼り付けられています。
スティック:トイレに流せます。折れやすいのでご注意ください。
尿糖試験紙(ピンク色) 尿たん白試験紙(クリーム色):各試験紙には触れないでください。
色調表(容器ラベルに印刷):検査結果を判定するときに、試験紙の色の変化を見るのに使います。
●包装単位 10枚入り 50枚入り
【効能・効果】
尿中の糖(ブドウ糖)及びたん白(アルブミン)の検出
【用法・用量】
■検査の時間
●原則として早朝尿(起床直後の尿)で検査をしてください。なお、尿糖が検出された場合は、食後(1〜2時間)の尿についてもう一度検査をしてください。
※食後とは食べ始めた時間からをさします。
■検査前の注意
●尿検査以外に使わないでください。
●尿は出始めや終わりのものは使わず、途中の尿(中間尿)で検査してください。
●時計(秒数が計れるもの)を用意してください。
●吸湿お知らせ窓の色を見て、使えるかどうかの確認をしてください。
吸湿お知らせ窓(容器のフタ裏側)
●青〜うすい青......○試験紙は使えます。
●白〜ピンク......×試験紙は使えなくなりました。
※奥には乾燥剤が入っていますが、取り出さないでください。
■コップにとった尿で検査
●コップは洗剤などをよく水で洗い流し、水をよく切ったものをご使用ください。紙・プラスチックのコップもご使用になれます。
コップに尿をとる
●2センチぐらいの深さで十分です。
↓
スティックを容器から取り出しすぐ密栓する
●乾いた手で取り扱ってください。
↓
試験紙を尿に約1秒間浸す
●余分に付いた尿はコップの縁などで除いてください。
■直接尿をかけて検査
スティックを容器から取り出しすぐ密栓する
●乾いた手で取り扱ってください。
↓
試験紙に尿を約1秒間かける
↓
余分な尿を除く
●トイレットペーパーなどを試験紙の縁に軽くあて、吸い取ってください。
尿に浸してからたん白は10秒後、糖は30秒後の色を色調表と比較する
●浸してから正確な時間後の色で判定してください。それぞれの秒数を過ぎると色が濃くなり、判定を誤る可能性があります。
●自然光に近い蛍光灯の下で判定してください。
判定後のスティックはそのままトイレ(大便器)に流してお捨てください。配管内や浄化槽に不都合を起こすことはありません。
■判定の解釈
判定は下表のように解釈してください。
[検査項目:色調表の数値:色調表の記号:判定:説明]
尿たん白:0〜(検出限界以下):-:今回の検査ではほとんど尿たん白は検出されませんでした。:採尿の時間(運動後)や薬剤の服用などが検査値に影響することがあります。早朝尿(起床直後の尿)でもう一度検査することをおすすめします。
尿たん白:15mg/dL:±:今回の検査ではほとんど尿たん白は検出されませんでした。:採尿の時間(運動後)や薬剤の服用などが検査値に影響することがあります。早朝尿(起床直後の尿)でもう一度検査することをおすすめします。
尿たん白:30mg/dL:+:今回の検査では少し尿たん白が検出されました。:早朝尿(起床直後の尿)でもう一度検査し、二つの検査結果の記録を持って、医師にご相談ください。
尿たん白:100mg/dL:++:今回の検査では多めの尿たん白が検出されました。:早朝尿(起床直後の尿)でもう一度検査し、二つの検査結果の記録を持って、医師にご相談ください。
尿たん白:250mg/dL:+++:今回の検査では多めの尿たん白が検出されました。:早朝尿(起床直後の尿)でもう一度検査し、二つの検査結果の記録を持って、医師にご相談ください。
尿糖:0〜(検出限界以下):-:今回の検査ではほとんど尿糖は検出されませんでした。:採尿の時間(食事の前後)や薬剤の服用などが検査値に影響することがあります。食後(1〜2時間)にもう一度検査することをおすすめします。
尿糖:50mg/dL:±:今回の検査ではほとんど尿糖は検出されませんでした。:採尿の時間(食事の前後)や薬剤の服用などが検査値に影響することがあります。食後(1〜2時間)にもう一度検査することをおすすめします。
尿糖:100mg/dL:+:今回の検査では少し尿糖が検出されました。:食後(1〜2時間)にもう一度検査し、二つの検査結果の記録を持って、医師にご相談ください。
尿糖:250mg/dL:今回の検査では多めの尿糖が検出されました。:食後(1〜2時間)にもう一度検査し、二つの検査結果の記録を持って、医師にご相談ください。
尿糖:500mg/dL:++:今回の検査では多めの尿糖が検出されました。:食後(1〜2時間)にもう一度検査し、二つの検査結果の記録を持って、医師にご相談ください。
【用法関連注意】
●ご使用に際して次のことに注意してください。
〈採尿に関する注意〉
・尿を採るコップは清浄なものを使用してください。
・洗剤などが残っている採尿コップを使用すると、多めの尿糖及び尿たん白が検出されたような結果がでることがあります。
・原則として早朝尿(起床直後の尿)で検査をしてください。なお、尿糖が検出された場合は、食後(1〜2時間)の尿についてもう一度検査をしてください。
・出始めの尿でなく、数秒後の尿を採る、又は数秒後の尿を試験紙にかけるようにしてください。
・尿以外の異物が混入しないようにしてください。
〈検査手順に関する注意〉
・採りたての新鮮な尿を用いてください。尿を長時間放置すると試験結果が変わってくることがあります。
・試験紙を取り出した後は直ちに密栓してください。試験紙が吸湿すると性能が低下します。
・フタの閉め方が不十分な場合、試験紙の成分が湿気を吸って、呈色反応が不良となります。
・容器から取り出した試験紙はすぐにお使いください。
・試験紙に直接皮膚を触れないでください。
・呈色にムラが生じないよう試験紙を尿で完全にぬらしてください。
・試験紙を長時間尿に浸したり、試験紙に尿をかけすぎると、試薬が流れてムラになり、縁だけが変色するなど正しい判定結果が得られなくなりますので、試験紙を尿に浸す、又はかける時間は約1秒間を守ってください。
・試験紙の表面に余分な尿がついていますと、判定結果に影響を与えることがありますので、採尿コップの縁で取り除いたり、トイレットペーパー等を試験紙の縁に軽くあて吸い取ってください。
・所定の判定時間に従って判定してください。
〈判定に関する注意〉
・自然光に近い蛍光灯の下で判定してください。
・色調表に試験紙を近づけて判定してください。
・健康な人でも尿に微量の糖、たん白が含まれることがありますので、この場合には試験紙も多少色が変わることがあります。
・尿糖検査は、尿中に多量のビタミンC(アスコルビン酸)があると判定が少なめにでることがあります。(通常のジュースや果物の飲食による影響はありません)