【特徴】
一般用検査薬
一般用ヒト絨毛性性腺刺激ホルモンキット
妊娠検査薬
●99%以上の正確さです。
●尿をかけるだけの簡単操作です。
●1分から判定可能です。
●判定結果が一目でわかります。
妊娠の早期検査の重要性
妊娠している場合、次の生理予定日の頃には、ほぼ妊娠4週間目にあたり、既に胎児の脳や心臓などの諸器官が形成され始めています。このころから妊娠16週目の頃までは胎児の発育にとって主要器官が造られる重要な時期でもあり、また外からの影響を受けやすい時期でもあります。したがって、胎児の健全な発育と母体の健康にとっては、妊娠しているかどうかをできるだけ早く知り、栄養摂取や薬の使用に十分気をつけるとともに、飲酒・喫煙をさけ、風疹などの感染症や放射線照射などに注意することが大切です。
検査の原理
妊娠すると、hCGと呼ばれるヒト絨毛性性腺刺激ホルモンが体内で作られ、尿中に排泄されるようになります。
ハイテスターNは、モノクローナル抗体を用いた免疫クロマト測定法により、尿中のhCGを検出する妊娠検査薬です。
この検査薬は妊娠しているかどうかを補助的に検査するものであり、妊娠の確定診断を行うものではありません。
【効能・効果】
使用目的
尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の検出
〔妊娠の検査〕
【用法・用量】
〔検査のしかた〕
生理予定日の約1週間後から検査できます。朝・昼・夜いつの尿でも検査できます。
1.準備
個包装を検査直前に開封し、テストスティックを取り出す。
キャップをテストスティックの反対側にはめる。
採尿部:ここに直接尿をかけるまたは尿につける
判定窓:判定結果を示す
終了窓:検査が正しく行われたことを示す
2.尿をかける
採尿部を下に向け、正面から採尿部全体に尿を5秒以上かける。
※判定窓や側面へ向けて尿をかけないでください。
紙コップ等を使用する場合は、紙コップに尿を採り、採尿部全体がつかるように10秒間尿につける。
※採尿部以外はつけないでください。
3.静置
採尿部を下に向けたまま、キャップをかぶせ、平らな場所に置き1〜3分待つ。
※10分を過ぎての判定は避けてください。
※一度尿をかけた(つけた)テストスティックに再度尿をかけない(つけない)でください。
※テストスティックの採尿部は、上に向けないでください。
〔判定のしかた〕
最初に終了窓に赤紫色の終了ラインが出ていることを確認してください。
・陽性:妊娠反応あり判定窓に赤紫色のラインが出た場合
妊娠している可能性があります。
できるだけ早く医師の診断を受けてください。
薄くても判定窓に縦のラインが現れたら陽性です
・陰性:妊娠反応なし判定窓に赤紫色のラインが出ない場合
今回の検査では妊娠反応は認められませんでした。
その後も生理が始まらない場合は、およそ1週間後に再検査するか医師にご相談ください。
◆使用に際して、次のことに注意してください。
【採尿に関する注意】
●コップに尿を採って検査する場合、乾いた清潔な容器を用いてください。
●長時間放置した尿やにごりのひどい尿、異物が混じった尿は使用しないでください。
【検査手順に関する注意】
●操作は、定められた手順に従って正しく行なってください。
●キャップをテストスティックの反対側にはめる時、強く押し込まないようにご注意下さい。入れすぎると抜けなくなる場合があります。
●採尿部に尿をかけた後または採尿部に尿をつけた後は、採尿部を上方に向けないでください。終了ラインが出現せず判定ができない場合があります。
【判定に関する注意】
●判定の際は次のことに注意してください。
・反応途中は判定部全体が赤紫色になったり横しまの模様が現れたりします。この時点では判定しないでください。時間がたてば次第に消えていきます。尚、判定ラインは縦のラインとして現れます。
・尿量不足や尿のかけ方により1〜3分では判定できないことがあります。その場合、約10分以内に終了ラインが出れば判定可能です。
・判定ラインは尿中に含まれるhCGの量によって薄かったり濃かったりすることがあります。色調の濃淡ではなく、判定窓内のラインの有無で判定してください。
・終了窓に赤紫色のライン(終了ライン)が全くでない場合は判定不能です。操作ミス等が考えられますので、新しいテストスティックを使用して検査をやり直してください。
●妊娠以外にも、次のような場合、結果が陽性となることがあります。
・閉経期の場合
・hCG産生腫瘍の場合(絨毛性上皮腫など)
・性腺刺激ホルモン剤(hCGを含んだ特定の排卵誘発剤)の投与を受けている場合
●予定していた生理がないときでも、次のような場合、結果が陰性となることがあります。
・生理の周期が不規則な場合
・生理予定日の日数計算を間違えた場合
・妊娠の初期で尿中hCG量が充分でない場合
・妊娠によるhCGが非常に多く分泌した場合
(前回の生理より約2ヶ月以上経過した頃に大量にhCGが分泌されることがまれにあります)
・異常妊娠の場合(子宮外妊娠など)
・胎児異常の場合(胎内死亡、稽留流産など)
・胞状奇胎などにより大量のhCGが分泌された場合など
・正しく操作が行なわれなかった場合